歴史国道イベント
4月下旬、倶利伽羅峠~埴生護国八幡宮
毎年、倶利伽羅古戦場を中心に繰り広げられるイベント。源平合戦にあやかり、小矢部市側(源氏)と津幡町側(平家)の紅白に分かれて大綱引き合戦が繰り広げられる。また、武者行列を先頭に、観光ボランティアガイドによる解説を聞きながら歴史国道を散策する。
倶利迦羅さん八重桜祭り
4月28日~5月5日、倶利伽羅峠
倶利迦羅不動寺に通じる道路の両脇に6000本あまりの八重桜の並木が続く。毎年ゴールデンウィークの頃になると花が山々を桃色に染め、連日観光客で賑わう。
倶利迦羅さん念仏赤餅つき
4月28日・29日、倶利迦羅不動寺
倶利伽羅峠の「猿ヶ馬場」にまつわるいい伝えによるもの。昔、倶利伽羅山頂で悪さをする猿たちにそこを通る旅人達はほとほと困っていた。ある日、和尚さんにお不動様からのお告げがあり、赤く塗った餅を猿たちに与えたところそれをおいしそうに食べ、それからというもの二度と悪さをしなくなった。それ以来、このお餅はお不動さまの霊験あらたかな『厄除けのお餅』とされ今日に受け継がれている。
メルヘンおやべ源平火牛まつり
7月下旬、石動商店街・埴生護国八幡宮
倶利伽羅峠の戦いにおいて、木曾義仲が平家の大軍を撃ち破った奇襲作戦「火牛の計」をもとに、わらで作った大きな火牛を4人1組で引っ張る火牛の計一レースなど、市民手作りの多彩な催しが行われる。
宮めぐりの神事(小矢部市指定無形民俗文化財)
9月中旬、埴生護国八幡宮
道祖神をまつる長さ4mの道祖幣(どうそへい)を手にした氏子の長老を先頭に、烏帽子に狩衣姿、道中袴をはいた御幣(ごへい)奉持者、古文書籍を捧げる男児十数名と甲冑に身を固めた武者姿の若者たち。彼らが隊列を組み、笛と太鼓の囃子に合わせて拝殿広縁を7回半めぐり、最後に武者たちが弓矢刀剣をかざし、鬨の声をあげて本殿めがけて駆け込むという素朴かつ勇壮な神事。倶利伽羅峠の戦いにおいて、木曾義仲が埴生八幡宮で戦勝祈願し、大勝を果たしたことにちなみ、江戸時代から伝えられている珍しい行事。
源氏太鼓(小矢部市指定無形民俗文化財)
9月10日、下後亟神明宮
下後亟神明宮で行われる秋祭り(風祭り)の際に奉納される五穀豊穣を願う勇壮な太鼓。倶利伽羅峠の戦いにおいて木曾義仲の軍勢の道案内役を務めた郷土の武士 蟹谷次郎(かんだのじろう)が、義仲の戦勝を祝ってうち鳴らした「勝ち鬨太鼓」に由来する。